「何かを燃やし続けたい」瀬戸康史 60年安保へのイメージは?

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聞き手・井上秀樹
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 12月上演の舞台「彼女を笑う人がいても」で、瀬戸康史は2人の新聞記者を演じ分ける。1960年の安保闘争を取材する吾郎と、現代の原発避難者を追う孫の伊知哉と。その意図や経緯を作の瀬戸山美咲に尋ねると、意外な事実が明るみに。

 ――60年安保を題材に戯曲を書いたきっかけは。

 瀬戸山 モデルになっている樺美智子さんのことは、高校生の時につかこうへいの「飛龍伝」の戯曲を読んで、興味があったんです。今回栗山(民也)さんと一緒に作品を作るお話をいただいたときに、自分から言いました。

 改めて調べていたら、(樺さんが亡くなった直後に)新聞社の7社共同宣言が出たのを知って、今度はそっちに興味が移っていきました。私がもともと雑誌のライターを10年ぐらい前までやってたのもあって、新聞記者のことも中心にした物語にしたかったです。

 ――脚本を読んで関心や興味を持ったのは。

 瀬戸 60年安保はこの脚本で知りました。難しいところもあるんですけど、瀬戸山さんの脚本は、とってもわかりやすかったっていうか、すらすら読めたっていうか。栗山さんも稽古場ですごくおっしゃってることで、「言葉が持つ力」が大事になってくるので、その人が誰に対して何に対してこういう言葉を放っているのか、自分の中で明確にしながら演じることが、すごく大事なんだなと感じました。

 ――60年安保はどんなイメージですか。

 瀬戸 学生運動の人たちの…

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