将棋・加藤桃子女流三段が清麗獲得 里見香奈前清麗は女流四冠に後退

村瀬信也
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 将棋の第3期清麗戦五番勝負(大成建設主催)の第5局が17日、東京都渋谷区で指され、挑戦者の加藤桃子女流三段(26)が里見香奈清麗(29)=女流名人女流王位女流王将倉敷藤花と合わせ女流五冠=に134手で勝ち、対戦成績3勝2敗で女流タイトルを奪取した。加藤清麗が女流タイトルを保持するのは3年ぶり。里見前清麗は女流四冠に後退した。

 加藤清麗は、性別は関係のないプロの棋士養成機関「奨励会」在籍中に女流タイトルを8期獲得。2019年に退会して女流棋士の資格を得てからは、今回が初獲得となった。

 終局直後、加藤清麗は「女流棋士になってから(女流タイトルを)取りたいと思っていたのでうれしい。五番勝負を勝ちきれて自信になった」、里見前清麗は「勝負どころで間違えてしまった」と話した。

 女流将棋界はここ数年、里見前清麗と西山朋佳女流三冠(26)=白玲・女王・女流王座=の「2強」の状態が続いていた。その後の取材に加藤清麗は「2人に何回もはね返されてきたが、心折れずに挑戦し続けることができたのが良かった」と語った。村瀬信也