名将の系譜継ぐ高津、中嶋監督 日本シリーズで26年ぶりの顔合わせ

会員記事

佐藤祐生、藤田絢子
[PR]

 プロ野球日本一を決めるSMBC日本シリーズ2021が20日、京セラドーム大阪で幕を開ける。オリックスとヤクルトの対決は1995年以来だ。

 ともに2年連続最下位からチームを立て直したヤクルト高津臣吾監督とオリックス中嶋聡監督。52歳、同学年の2人は、26年前の日本シリーズで顔を合わせている。

 1995年。野村克也監督率いるヤクルトと仰木彬監督(ともに故人)率いるオリックスが戦った日本シリーズは、5試合中3試合が延長にもつれた。ヤクルトが4勝1敗で制し、高津が胴上げ投手となった。肩を落としたオリックスの正捕手が中嶋だった。

 2人の指導観や采配にはそれぞれが師事した名将の面影がある。

野村監督のノート

 セ・クライマックスシリーズ(CS)最終ステージ第1戦。高津監督は先発に20歳の奥川恭伸を抜擢(ばってき)した。チームトップタイの9勝を挙げたとはいえ、高卒2年目。負ければ巨人に流れを渡しかねない。「5年後か10年後かわかりませんが、この日があったから成長できたと思い出せる日にしてほしい」。右腕の将来も考えての起用に、奥川はプロ人生初の完投・完封勝利で応えた。

 その翌日に投げさせたのが高橋奎二。奥川、高橋の先発順は高津監督が度々とってきた形だ。24歳の左腕が6回無失点で勝利投手になると、「わざと2人を続けて投げさせることで、高めさせた」。ライバル心を刺激して成長に導いた。

因縁の同学年対決

ヤクルトとオリックスの対決は野村、仰木両監督(ともに故人)の「名将対決」以来。現監督の高津、中嶋も主力選手として戦った。2人は名将から何を受け継ぎ、リーグを制覇したのか。記事後半で描きます。

 今季指揮を執る上で例年以上…

この記事は会員記事です。残り774文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。