IKEA、大型店舗の出店見送り JR広島駅北側の土地を売却

岡田将平
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 JR広島駅北側の二葉の里地区(広島市東区)に家具量販店「IKEA(イケア)」の出店を計画していたイケア・ジャパン(本社・千葉県)は、大型店舗の出店を見送り、建設予定地の土地約1・9ヘクタールを住友不動産(本社・東京都)に売却した。新たな開発が検討される。

 イケア・ジャパンが所有していたのは、広島駅新幹線口に近い、大手スーパー「イズミ」の本社ビルに隣接する区画。2013年6月に行われた国有地の一般競争入札で、イケア・ジャパンが取得した。ただ、建設には着手されず、時間貸し駐車場として活用されていた。

 イケア・ジャパンは住友不動産に売却し、10月29日に所有権が移転した。イケア・ジャパンは取材に対し、「取得していた土地を利用した大型店舗の建設計画は見送ることとした」と説明。一方で、「広島は大変魅力的なマーケットで、引き続き重要な地域であるととらえている」とし、最適な方法で出店する方法を探っていくという。

 住友不動産は、広島駅南口の高層ビル建設で、事業再構築パートナーとしてマンション部分の販売を担当した。広報担当者は二葉の里地区の土地についての計画や今後のスケジュールは未定とした上で、「広島駅近くの土地は魅力的で、事業機会を得られて光栄。市の発展に寄与する開発を検討したい」と話している。

 広島市都市機能調整部の担当者は「(今回の土地での事業が)ずっと進まなかったので、売却によって、駅周辺のにぎわいが生まれるような新しい何かが早い段階で整備されることが期待できる」と語った。(岡田将平)