「犯人は仏壇の前で手合わせて」未解決の殺人事件、母親ら呼びかける

堅島敢太郎
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 香川県内で起きた3件の未解決の殺人事件についての情報提供を求めるため、県警は17日、駅やスーパーなどでチラシ計千枚を配布した。遺族も参加し、早期解決を願った。

 まんのう町のマルナカまんのう店では、県立高校1年だった真鍋和加さん(当時16)の母・明美さん(73)と今井宗雄県警本部長らが、買い物客らに情報提供を呼びかけた。和加さんは1997年3月15日、アルバイト先の旧ローソン詫間駅前店(三豊市)を出たまま行方不明となり、翌16日に旧琴南町(現まんのう町)の山中で遺体で発見された。

 明美さんは「ずっと供養の気持ちは変わらない。犯人には自分から出てきて、仏壇の前で手を合わせて欲しい」と訴えた。今井本部長は「被害者の無念や遺族の捕まえて欲しいという気持ちを受け、絶対に解決するんだという執念で取り組んでいきたい」と話した。

 県警はこの日、97年12月に坂出市加茂町自動車整備工場の事務所内で社長の松下菊江さん(当時65)が殺害された事件と、2005年3月に東かがわ市三本松で鯛谷明子さん(当時71)が自宅で殺害された事件についても、情報提供を求めるチラシを配った。

 県警はこれまでに、三つの事件に延べ約13万人の捜査員を投入。事件解決につながる有力情報の提供者には、「被害者の会」から上限100万円の懸賞金が支払われる。三つの事件に関する情報は19年は14件、20年は15件が寄せられたが、今年は10月末時点で4件にとどまっている。

 情報は県警本部捜査1課(0120・120・016)や専用メール(kensyoukin@pref.kagawa.lg.jpメールする)で受け付けている。(堅島敢太郎)