米中首脳会談、軍備管理めぐる対話の検討で一致 米大統領補佐官

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ワシントン=園田耕司、北京=高田正幸
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 バイデン米大統領の側近、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は16日、米シンクタンクのオンライン形式のイベントで講演し、前日夜のバイデン氏と中国の習近平(シーチンピン)国家主席との会談で、両首脳は核弾頭を含めた軍備管理をめぐる米中対話に向けて取り組むことで一致したことを明らかにした。

 サリバン氏は、米側の懸念する中国の核弾頭や新興技術、サイバー、極超音速(ハイパーソニック)兵器などをめぐる軍備管理について質問され、「バイデン氏は習氏に対し、これらの問題について戦略的安定に関する議論の必要性を提唱した」と指摘した。そのうえで、「両首脳は、戦略的安定に関する議論を前に進めることを始めることを期待することで一致した」と語った。「戦略的安定対話」は米ロ間で核軍備管理について協議する仕組みとして設けられているが、米中間では存在しない。米側は中国が軍備管理に縛られずに自由に核開発を続けている状況を問題視し、米中間でも軍備管理の仕組みをつくることを以前より提案していた。

 サリバン氏は「ロシアの戦略的安定対話に関する状況は、(中国よりも)もっと成熟して歴史も長い」と指摘。米中間の軍備管理をめぐる対話は「未成熟だ」と述べる一方、「両首脳はこれらの問題を協議した。今度は(事務方の)我々が最も生産的に進める方法を考える必要がある」と語った。

 バイデン氏は16日、記者団…

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