プラ製品もプラ容器包装と一緒に回収 愛知県豊明市が来秋実施へ

鈴木裕
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 ストローや洗剤の計量カップなど、燃えるごみに混ぜて捨てられていたプラスチック製品を、プラスチック容器包装と一緒に回収してリサイクルする取り組みを、愛知県豊明市が来年10月に始める。プラスチックであれば一括して収集に出せるようになるため、分別がわかりやすくなるほか、燃えるごみの減量にもつながると期待する。

 来年4月にプラスチック資源循環促進法が施行されるのに合わせた取り組み。市内の資源リサイクル会社「中西」(笠原尚志社長)の協力で分別収集やリサイクル化の体制を整え、来年10月の開始を決めた。市によると、現時点で開始時期を明示している自治体は全国でも珍しいという。

 プラスチック製の食品トレーやボトル容器といった「プラマーク」付きのプラ容器包装は、豊明市では2001年10月から分別収集しており、昨年度は706トンだった。一方、マークがついていないプラ製品のハンガーやおもちゃ、CDのケースなどは燃えるごみとして焼却してきた。昨年度の燃えるごみの総量は1万1388トンで、その2%の228トンがプラ製品だった。

 市によると、プラ容器包装とプラ製品の違いがわかりにくいため、プラ容器包装にプラ製品が混入する例があったという。「中西」の中西隆専務は「スーツを買ったときについてくるハンガーはプラマーク付きでリサイクル対象なのに、クリーニングのハンガーはプラ製品で燃えるごみ。非常にわかりにくかった」と指摘する。

 一括収集になれば、プラ容器包装もプラ製品も同じ収集になるので、分別がわかりやすくなる。さらに、燃えるごみに混ざるプラ製品がリサイクルに回るので燃えるごみの減量につながる。小浮正典市長は「生活のあらゆるところにあるプラスチックをできる限りリサイクルするという姿勢で臨んでいく」と話す。(鈴木裕)