立憲民主党を4年間にわたって率いてきた枝野幸男前代表の後を継ぐのは誰か――。新しい「党の顔」を選ぶ代表選が19日に告示され、逢坂誠二元政調会長(62)、小川淳也元総務政務官(50)、泉健太政調会長(47)、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)の4人が名乗りを上げました。野党第1党の立て直しに向けた戦いを追います。
18:00
逢坂氏、ツイッターで「いい雰囲気」
逢坂誠二氏は「逢坂誠二ラジオ」と銘打ち、ツイッターの音声コミュニケーション機能「スペース」を活用して市民と交流した。
逢坂氏は代表選について「(各陣営の)推薦人の名前を見ると、『あの人はあっちを応援しているのか』と嫌な感じがした」と語った。
しかし、共同記者会見を受けて「相手との違いをことさら際立たせることがなく、いい雰囲気で終わることができた。(論戦が)選挙が終わった後、新しい代表の元での肥やしになればいい」とし、代表選について「割といいもんだなと思った」と振り返った。
そのうえで参加する市民に、会見の感想を求めた。「無党派ではなく『内側』に対する発言がほしかった。党員・サポーターとの関係性はどうするのか」と問われると、逢坂氏は「なるべく機会を捉えて多くの皆さんと交流ができるようにしたい。原発ゼロ法案を作るときは、全国を回った。全ての法案をその方法でやることはできないが、なるべく皆さんに政策立案のプロセスに関わってもらいたい」と話した。
16:30
共産・田村氏、野党合同ヒアリングの継続主張
立憲民主党の代表選の立候補者から、「野党合同ヒアリング」を見直すとの意見が出ていることについて、共産党の田村智子政策委員長は記者会見で、「改善すべき点は率直に検討して改善すればいいと思うが、やめていくということではないやり方が必要ではないか」と述べた。
田村氏は「政府の対応をどう判断したらいいのかということの情報提供として有効」と指摘。桜を見る会をめぐる問題やスリランカ人女性が入管施設で死亡した問題などを挙げ、「政府を動かすという意味でも力を持ってきた。国会審議だけではない、国会の中での政党としての活動ということは様々に検討されていいのではないか」と話した。
16:00
小川氏、立憲の「原点」の地に立つ
小川淳也氏は代表選告示後、初の街頭演説をJR有楽町駅前の広場でおこなった。4年前、枝野幸男前代表が旧立憲民主党を立ち上げた際、最初の街頭演説を行った「原点」といえる場所をスタートの地に選んだ。
広場には「小川ファン」が待…
【視点】候補者の違いがよく分からない。誰が代表になるかということ自体も大事だが、選挙の過程で政策や党運営について、候補者同士の討論を何度も見せていくような戦略が大事ではないだろうか。 そういう主義主張と熟議のプロセスを経ないと、誰が代表になっ