妻と3人の幼子を残し…徒歩で毎日17時間、アフガン難民の苦しみ

有料会員記事

イスラマバード=奈良部健
[PR]

 暗闇を歩き続けていた。足音がやむと、「妻がいない!」という中年男性の叫び声が響いた。男性は「残って妻を捜す」と、避難民の一行から離脱した。その後どうなったかは、わからない――。

 アフガニスタンから国境を越えてパキスタンに逃れてきたムハンマディ・コダドさん(32)は取材に、避難の様子を語った。アフガニスタン東部ガズニーからパキスタンの首都イスラマバードまで、8月上旬から約2カ月かかった。

 コダドさんはイスラム主義勢力タリバンが弾圧の対象とする少数派ハザラ人で、米軍の支援を受けた地元警察の一員としてタリバンとの戦闘を続けてきた。暮らしていた地域の住民は、多くがハザラ人。部隊の仲間はタリバンに殺され、生きていた仲間もどこかへ消えた。

 妻と1歳から6歳の子3人を…

この記事は有料会員記事です。残り2389文字有料会員になると続きをお読みいただけます。