幼い娘2人、飲酒運転で奪われた夫婦 海外に暮らし「対策」に驚いた

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伊藤繭莉
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 千葉県八街市で6月末、飲酒運転のトラックが下校中の児童の列に突っ込み、5人が死傷した事故から5日後、現場には花を供える井上保孝さん(71)、郁美さん(53)夫婦の姿があった。

 「我々の事故とすごく重なる。運転手は飲酒運転の常習性があり、自分ではコントロールできていなかったと思う」

 1999年、東名高速道路での飲酒運転トラックの追突事故で、長女奏子ちゃん(当時3)と次女周子ちゃん(同1)を失った。トラックの運転手は日中から酒を飲む常習者だった。

 15日にあった八街事故の公判でも、元運転手の被告が、業務中や帰宅時を合わせ「週2~3回」飲酒運転していたと告白した。郁美さんは「本人だけを責めても、悪いやつだったね、で終わる。会社はアルコールの専門医療に連れて行くぐらいの姿勢を示して欲しかった」と話す。

 井上さん夫婦は4月まで豪州メルボルンに住んでいた。現地の飲酒運転の取り締まりの頻度に驚いた。

 検問は、ショッピングセンターの入り口など、いろんな場所で平日の朝昼も実施されていた。ホリデーシーズンには、人が集まる場所で集中的にあった。保孝さんは「日本で50年間運転し、検問に遭遇したのは2回だったけど、メルボルンでは5年で2回。数が違う」と言う。

 現地では初心者運転手のほか…

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