中国「10年後、米国と同等の核保有国に」 米議会報告書が警告

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ワシントン=高野遼、北京=高田正幸
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 米議会の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」は17日、中国に関する年次報告書を公表した。報告書は、中国の軍事力強化の結果、台湾侵攻を阻むための米国による抑止力が低下し、「危険な不確実性の時代」に入ったと指摘。また、中国の核戦力は約10年で米国レベルに近づき、核兵器の先制使用などの戦略も可能となると警鐘を鳴らした。

 報告書は中国による台湾侵攻について、米国が防衛に動けば侵攻は失敗するリスクが高いとしつつも、「中国軍は台湾侵攻の初期能力を持っているか、それに近づいている」と分析した。昨年の報告書は台湾周辺での軍事行動や政治圧力などを多角的に分析していたが、今年は台湾侵攻に焦点を絞って詳細な分析を展開しており、米国の危機感の高まりを示している。

 中国の軍事能力については、2万5千人規模の兵力を初期の台湾上陸作戦に投入できるほか、米国の軍事介入を遅らせるために在日米軍の艦船や戦闘機を狙ったミサイル攻撃能力も有していると報告した。

 米中間の軍事バランスは中国…

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