世界的指揮者のシャルル・デュトワさん、コロナ感染で来日中止

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 世界的指揮者のシャルル・デュトワさん(85)が新型コロナウイルスに感染し、11月末の公演のための来日を中止した。デュトワさんを招聘(しょうへい)する予定だった新日本フィルハーモニー交響楽団東京都墨田区)が18日、発表した。改めて来年6月に招聘する予定という。

 デュトワさんは、ワクチンを2回接種済みだったという。「感染防止対策にも最大限の注意を払ってきましたので、今回のことは、このウイルスが私たちにとっていかに脅威であるかを改めて感じる機会となりました。コンサートを待ち望んでくださっていた皆さまに、このようなお知らせをするのは心苦しいばかりですが、まずは体調を整えることに専念し、来年6月に新日本フィルの皆さんと共演できること、また日本の聴衆の皆さまにお目にかかれることを心から楽しみにしております」などとコメントを寄せた。

 デュトワさんは色彩豊かなフランス音楽とロシア音楽に定評があり、世界中の名門楽団と共演を重ねている。2000年から3年間、札幌でレナード・バーンスタインが創設した「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」で芸術監督を、1998年から2003年までNHK交響楽団音楽監督を務めた。NHK大河ドラマ「葵 徳川三代」のテーマ音楽を指揮するなど、日本との縁は深い。今年の夏にも来日し、盟友の小澤征爾さん(86)が総監督を務める「セイジ・オザワ松本フェスティバル」の無観客公演を率いていた。

 新日本フィルの公演は井上道義さんが指揮を務める。