ドイツのお城?テーマパーク? 大阪に出現した「映える」正体は

井上正一郎
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 大阪府河南町にある大阪芸術大学キャラクター造形学科の新校舎が完成し、18日披露された。突如、出現した西洋の城のような新校舎。学生生活の中でインスピレーションを得てもらおうと、非日常を感じられる校舎にしたという。

 大学によると、学生の想像力・発想力を養うために「校舎自体を刺激的なものにしよう」と、ドイツのノイシュバンシュタイン城などを参考に、学校独自のお城へと仕上げたという。新校舎は地上4階、延べ床面積は約4524平方メートル。3階には学生らの交流の場として、リゾート気分が味わえるテラスが設けられているほか、トイレの案内には、ドレスやタキシード姿のピクトグラム絵文字)が使われている。

里中満智子教授も「冗談かと」

 漫画家でキャラクター造形学科長の里中満智子教授(73)は、最初にお城の校舎を造ると聞いたときは、「冗談かと思った」と明かし、「当たり前のことをやっていては、豊かな発想はなかなか生まれない。(学生には)この校舎で、どこにもない夢を形にしてほしい」と期待した。

 新校舎の見学に訪れたキャラクター造形学科3年の女子学生(21)は、「かなり豪華ですごかった。新校舎に見合うような、負けないような、作品をつくっていけたらな」と笑顔で話した。

 来年2月に予定されている卒業制作展の際には、一般公開される見通し。既にSNSでも話題となっているという。大学では今後、写真学科が行うドローンの授業やアートサイエンス学科のプロジェクションマッピングなど、「お城の校舎」を教材としても使っていきたいとしている。

 キャラクター造形学科は、日本が世界に誇る「漫画」「アニメ」「ゲーム」「フィギュアアーツ」の四つの分野を学ぶ学科で、社会が求めるクリエーターの育成を目指し、2005年に新設された。業界で活躍するプロの漫画家や脚本家、アニメーション監督らが教壇に立つ。(井上正一郎)