ジェット機や豪邸失ったが「焼け石に水」 恒大集団、トップの苦境

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広州=西山明宏
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 「中国恒大集団の許家印氏が巨額の個人資産を次々手放している」――。経営危機にある中国不動産大手の創業者トップの苦境を中国メディアが連日のように報じている。中国の富豪ランキングで首位だったこともある許氏だが、巨額の負債を抱え、資金調達の手段は自身の豪邸や自家用ジェット機にまで及んでいる。

 中国の経済系メディア「第一財経」は16日、関係者の話として許氏が7月以降、個人資産を売却したり借金の担保に入れたりして、恒大に70億元(約1200億円)以上の資金を投じたと報じた。社債の利払いや投資商品の償還、社員の給与支払いなどに充てているという。

 また、米ウォールストリート・ジャーナル紙によると、許氏は10月に自家用ジェット機2機を約5千万ドル(約57億円)で売却。さらに香港のネットメディアは、許氏が所有する香港の豪邸を担保に入れて資金を調達したと報じた。こうした動きの背景には、資金繰りに苦しむ恒大に対し、中国政府当局が許氏の個人資産の売却を求めていることがある。

 許氏の個人資産にとどまらず…

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