命がけの越境、雨水でしのぐクルド難民 記者の携帯に届いた警告は

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ビャウィストク=金成隆一、野島淳
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 平屋の建物のドアが開くと、コートを着込んだ男性が現れた。フードを深くかぶり、口元には無精ひげ。疲れ切った表情で、右足を引きずっている。

 ベラルーシ国境から約40キロのポーランドの町ビャウィストクにある保護施設を17日夕、訪ねた。ベラルーシからの越境者に取材するためだ。男性はイラクから来たクルド人。「日本の記者です」と英語で自己紹介したが、言葉が通じず、コミュニケーションがとれない。別のクルド人が通訳してくれて、越境の様子が部分的にわかった。

有刺鉄線押し下げ、兵士が「行け!」

 森の中の国境地帯では、ベラルーシの兵士が毎晩、午前0時過ぎにベラルーシ側の有刺鉄線を押し下げ、越境を助けていたという。「ポーランドに行け! 行け!」という声に押され、男性らも向かった。

 だが、それからは困難を極め…

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