かかし58体、個性豊か 茨城・常陸太田で祭り

西崎啓太朗
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 個性豊かな58体のかかしが並ぶ「第34回里美かかし祭」が、茨城県常陸太田市大中町の里美ふれあい館で開かれている。27日までで、入場無料。

 同市観光物産協会などの主催で、かかしは地元の住民らがこの催しのために作った。人間に近い姿のものだけでなく、トラや牛、恐竜の形の作品もあり、それぞれメッセージを込めて作られている。

 「おらが村の米は、うまかっぺよ!」「食べてネ」。こんな文言が胴体部分に書かれたかかし(高さ約2メートル)は、新型コロナウイルスの影響もあって米価が下落する中、地元の農家を応援しようと作られた。かかしの右手には、大きなおにぎりの模型も持たせている。

 わら製の巨大なフクロウのかかし(高さ約2・5メートル)は、「コロナに負けるな」という思いを込めて「魔除(まよ)け福来朗(ふくろう)」と名付けられた。地元住民7、8人が1カ月近くかけて完成させたという。メンバーの一人、小林信房さん(77)は「里美地区は高齢化に悩んでいるが、かかし作りを通して地区を少しでも元気にできれば」と話す。(西崎啓太朗)