融資金を詐取した疑い男ら逮捕 養子縁組を悪用、被害総額2億円超か

松島研人
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 事業資金の借り入れ名目で金融機関から現金をだまし取ったとして、愛知県警守山署などは18日、会社員福留優太容疑者(37)=鹿児島県姶良市=ら3人を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。

 県警は、福留容疑者らが多重債務者を暴力団関係者の養子にし、名字を変えさせた後に金融機関から融資を得る行為を繰り返していたとみて調べている。

 ほかに逮捕されたのは、ともに自営業の河野通宏容疑者(51)=同市=と徳永貞年容疑者(50)=同県霧島市。徳永、福留の両容疑者は「間違いない」と容疑を認め、河野容疑者は黙秘しているという。

 愛知県警によると、福留容疑者が養子縁組制度を悪用するなどの手口を指南し、河野容疑者が手続きに必要な書類を作成していたとみられる。県警は東海と九州地方を中心に、融資や国の持続化給付金をだまし取ったなどとして、養子になった人を含め36人を摘発し、被害総額は約2億7千万円にのぼるという。(松島研人)