凡退の大谷にアドバイス、直後に2HR MVP3度の同僚も驚き

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遠田寛生
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 シーズン途中から大谷翔平のリーグ最優秀選手(MVP)を信じて疑わなかった。エンゼルスで同僚のマイク・トラウトだ。

 「ブルージェイズのゲレロ・ジュニアも三冠王に近い成績で素晴らしい。でも、自分の中では翔平で決まり。100球以上投げた翌日に4打数3安打。そんな選手、今まで見たことがない」

 身長188センチのトラウトは、野球選手としては特別大きい部類には入らない。それでも打率、パワー、走塁、送球(強肩)、守備のすべてがそろった右打ちの「5ツール・プレーヤー」として知られる。

 2012年から中心選手として活躍し、14、16、19年にア・リーグMVPを獲得した。球界の「顔」でもある30歳外野手の言葉には重みがある。ロケットのような強烈な打球を放つことで有名なトラウトが規格外と認めるのが大谷の打撃だ。

 「すごく優しいスイングなのに、打球は猛烈に飛んでいく。バットに当たった瞬間、ボールはジャンプしていく感じだ。広角に打てるし、なにより馬鹿力だ」

 忘れられないのが7月9日、マリナーズの本拠シアトルで放った33号本塁打だという。「3階席か何かに打ち込んだ。生では見られなかったけどすごかった」

 今季は5月中旬から右ふくら…

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