大谷選手の本拠地、アナハイムのエンゼルスタジアムのショップでは、18日のMVP発表直後に記念グッズが発売された。グッズを買い求めに来たファンたちは喜びをかみしめた。
「とても興奮した。今日は無理だったが、いつか彼に会いたい」。アリゾナ州から来た学生のオースティン・マクバーニーさん(19)は、エンゼルスの赤いTシャツ姿でショップを訪れ、喜びをあらわにした。「野球に必要なスピード、パワー、俊敏さすべてを持っている選手はほとんどいない。さらに彼が好きになった」と話した。
近くに住む日本人のカオルさんは、発売されたばかりの大谷選手の記念Tシャツを着て、写真を撮っていた。「すごい感動したし、うれしかった。今年の大谷選手の活躍は投打ですばらしかった。二刀流で誰もしてこなかったことを成し遂げた一年だったので、MVPという形で証明されたのがうれしい」と話した。
エンゼルスファン以外の多くの人も、大谷選手を高く評価していた。
高校で野球のコーチをしているケビン・ラベルさん(48)はエンゼルスファンではないが、この夏は毎日、普段の会話でも「大谷はどうした」と話していたという。「子どもたちに一世代に一人の選手だと話しても理解されないが、決して誇張ではない。1人の選手について毎日話すのは珍しく、こんなことは見たことがない」と話した。
高校の野球チームで二刀流に…