日本最初の保育園は今も現役で新潟に 理想郷のようなその環境

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文・岩本美帆 写真・北村玲奈
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 日本で最初にできた保育園が、新潟にあることを知っていますか? 131年の歴史を誇る「赤沢保育園」には、ひいおばあちゃんの代から家族4世代で通う園児がいます。園児だけではありません。保育士も卒園児がなり、さらにその担当園児が保育士になり……と、代々保育を受け継いでいます。園舎を訪れると、そこにはまるで「理想郷」のような保育環境がありました。

 「おはようございます!」

 部屋に入ると元気いっぱいにあいさつをしてくれる園児たち。どの子もちょっと物珍しそうな、好奇心いっぱいの表情だ。真っすぐな視線を一斉に浴びたその瞬間、はじけるエネルギーに包まれたような、何とも言えない不思議な感覚がした。

日本初の保育園をつくった人物は、どんな人だったのでしょう。赤沢保育園には多くの写真が残っており、中には「コスプレした」という写真も。後半でその人物像に迫ります。130年受け継がれているという保育内容もご紹介します。

 赤沢保育園は、昔ながらの長屋や一戸建てが並ぶ閑静な住宅街に立つ。今の園舎は6代目で、この春完成したばかり。延べ床面積804平方メートルの広い園舎内を、76人の子どもたちが駆け回る。この日は作品展に向けて、子どもたちがおのおの工作に励んでいた。年長の明南(あきな)ちゃん(6)は「お人形にはかせるの」と水玉のスカート作りに熱中している。人なつこい笑顔を見せてくれた将太君(6)は、ひいおばあちゃんの代から4世代続けて赤沢に通う。

 「子どもだけじゃないんです…

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    田渕紫織
    (ハグスタ編集長=子育て、社会保障)
    2021年11月20日9時48分 投稿
    【視点】

    子どもにとっていい保育園かどうか。それは、保育士が働きやすく働いているかどうか、と密接に関わっています。 保育士の離職率が低かったり、人数が少なかったり、年齢層が偏っていたりしないか。 離職率の高さは、その園の求人情報を見ればわかります

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    中野円佳
    (ジャーナリスト)
    2021年11月20日8時33分 投稿
    【視点】

    自分の子どものために保育園探しをしはじめたときのこと。最初の数園までは、少数「ここは入れたくないな」と直感的に感じるところはあっても、それ以外はどこに行ってもそこそこ便利そうで、そこそこ良さそうに見え、違いがよく分かりませんでした。その後、