ペットショップで犬や猫の販売禁止 フランスで動物愛護法が成立

パリ=疋田多揚
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 国民の2人に1人がペットを飼っているとされるフランスで18日、犬や猫の販売禁止や動物虐待の厳罰化などを盛り込んだ動物愛護法が成立した。仏メディアによると、フランスでは毎年10万匹のペットが捨てられ、「動物を捨てる欧州のチャンピオン」とみなされているという。

 上院で可決された法律では、ペットの衝動買いを防ぐため、購入者に対し、飼育に責任を持つことなどを誓約した書類の提出を義務づけ、署名から購入まで7日間空けることを定めた。18歳未満の未成年者には、購入に親の同意を義務づける。

 2024年以降はペットショップでの犬や猫の販売を禁じ、ブリーダーから購入するか保護団体からの譲渡などに限定する。ペットを虐待死させた場合は最大で禁錮5年、罰金7万5千ユーロ(約980万円)を科すことも定めた。フランスに800以上あるとされる移動サーカスには法律の施行から7年以内に動物を手放すことを義務づけ、公演を禁じることにした。

 仏政府によると、国内では6200万匹の動物がペットとして飼われ、3割を犬と猫が占めている。(パリ=疋田多揚)