原油の値上がり対策、灯油や軽油・重油も価格抑制へ 年内開始めざす

有料会員記事

新田哲史
[PR]

 政府は原油の値上がり対策について、ガソリンに加え灯油や軽油、重油も価格抑制の対象にすると19日発表した。石油元売り各社へ補助金を出し卸売価格の上昇を抑えることで、小売価格を上がりにくくする。レギュラーガソリンの全国平均価格が1リットルあたり170円を超えた場合に発動する。12月中に開始し来年3月末まで実施する予定だ。

 19日に閣議決定した経済対策に盛り込んだ。21年度当初予算の予備費を活用するほか、補正予算案にも計上する。予算規模は明らかにしていないが、数千億円規模になる可能性がある。

 価格を抑えるために石油元売り各社に補助金を出すのは例がない。税金を使った事実上の価格維持政策で、効果や公平性に疑問の声が相次いでいる。経済産業省原油高騰が経済回復の重荷になることを防ぐための、「時限的、緊急避難的な激変緩和措置だ」と主張している。

 灯油は暖房、軽油はトラックや船舶のディーゼルエンジン、重油は湯を沸かすボイラーなどに使われている。どれもレギュラーガソリンの平均価格を補助金を出す条件にする。170円の時点における、それぞれの油種の卸売価格を基準値とし、そこから上昇する分を補助する。

 例えばガソリンの平均価格が…

この記事は有料会員記事です。残り951文字有料会員になると続きをお読みいただけます。