知人女性に捜査情報漏洩疑い 巡査長を書類送検「関係続けたかった」

高絢実
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 愛知県警は19日、知人女性に捜査情報を漏らしたとして、地方公務員法守秘義務)違反の疑いで、西署刑事課の男性巡査長(35)を書類送検するとともに停職3カ月の懲戒処分にし、発表した。巡査長は同日付で依願退職したという。

 監察官室によると、巡査長は2019年5月~20年2月、捜査で知り合った女性に対し、SNSを通じて女性の知人男性に関する捜査情報を漏らした疑いがある。今年9月、県警の女性に対する事件捜査の過程で、情報漏洩(ろうえい)が発覚した。

 巡査長は19年4月、女性を事件の容疑者として取り調べたのをきっかけに、翌月からSNSで連絡を取り合うようになった。その後、女性の知人男性が別の事件の容疑者として浮上。巡査長は知人男性の所在に関する情報を得ようと、女性と連絡を取り、やりとりをしているうちに捜査情報や一般的な捜査手法を漏洩。知人男性はその後検挙された。県警は捜査に影響はなかったとしている。

 巡査長と女性は私的に飲食もしており、巡査長は「女性との関係を続けたかった。軽率な行動で組織に迷惑をかけた」と認めているという。依田龍次郎首席監察官は「今後はより一層、職員に対する指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。(高絢実)