米メルク製のコロナ飲み薬、EUも「緊急使用可」 感染の再拡大うけ

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ブリュッセル=青田秀樹
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 欧州連合(EU)の専門機関、欧州医薬品庁(EMA)は19日、米製薬大手メルクが開発した新型コロナウイルスの飲み薬「モルヌピラビル」の緊急使用が可能だとの見解を示した。欧州では感染が再拡大しており、EUとしての正式承認を待たずに導入を迫られる加盟国が出てくる可能性があるとみている。

 酸素吸入が必要になっていない成人向けの投与を想定し、症状が出てから5日以内に、1日2回、5日間の服用を始めるよう勧めている。重症化を防ぐ効果があるというデータを踏まえて判断した。妊婦への投与は望ましくないとした。

 「モルヌピラビル」はメルクと米バイオベンチャー「リッジバック・バイオセラピューティクス」が共同開発した。ウイルスの増殖を防ぐことを狙ったカプセル状の飲み薬で、病院への負荷を減らす効果も期待されている。EMAはまだ審査中だが、英国がすでに承認したほか、日本も調達に動いている。

 EMAはまた、米製薬大手ファイザーの飲み薬についても「できるだけ早く見解を示す」とした。(ブリュッセル=青田秀樹)

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