ローカル線で列車乗り継ぎ46本、ユーラシア大陸横断 撮った世界

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阿久沢悦子
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 コロナ禍で国境を越えた行き来が制限される前に、46本の列車を乗り継ぎ、ユーラシア大陸を横断した日本人がいる。東京都世田谷区の写真家、大木茂さん(74)。約2万2千キロを踏破しながら撮影した写真が、東京・新宿のオリンパスギャラリーで展示されている。29日まで。

 大木さんは写真誌や週刊誌のグラビアを長く担当。60代でセミリタイアした後、アジアの国々を旅してきた。その集大成として、ユーラシア大陸を横断したいと考えるようになった。シベリア鉄道だけで行くのはつまらないと考え、文化・文明が衝突し、多様な民族が暮らすシルクロードをなぞるように、ローカル線を乗り継ぐことにした。

 2019年8月20日、成田空港から空路でサハリンへ。そこからフェリーを利用し、ロシアのソヴィエツカヤ・ガヴァニ駅を起点に列車の旅を始めた。通訳もガイドもない、中期高齢者のひとり旅だ。ハルビンから中国を横断し、ウルムチへ。ウルムチの市街地では5年前にあった古い小さな商店や屋台が姿を消し、中国国旗がはためくこぎれいな町になっていた。

 「道中、イランやイタリアで…

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