日米豪印のクアッド首脳会議、来年は日本で開催 米高官明かす

ワシントン=園田耕司
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 米ホワイトハウスで対アジア政策を担うカート・キャンベル米国家安全保障会議(NSC)インド太平洋調整官は19日、米シンクタンクのオンラインイベントで講演した。日米豪印4カ国(クアッド)の会合について、来年は日本で開催することで合意していることを明らかにした。首脳会議を指すとみられる。時期については調整中という。

 ワシントンの外交筋によると、バイデン米大統領はこのクアッド首脳会議の開催にあわせ、大統領就任後初めてとなる日本訪問をする予定だ。クアッドをめぐっては、今年9月に初の対面式の首脳会議をワシントンのホワイトハウスで開催。今後は毎年定例で開催することで一致している。

 一方、キャンベル氏は講演で、クアッドについて「非公式の集まりだ」と位置づけ、米国と欧州の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)のような組織化を目指していない、とも語った。

 クアッドは対中戦略を念頭に設けられた戦略対話だが、クアッドメンバーの日豪は米国の同盟国である一方、インドは非同盟国。インドと日米豪との間で中国への認識や対応について温度差がある。

 キャンベル氏は、米英豪の安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」について「オープンな構造だ」と述べ、今後アジアや欧州からの参加を期待していることを明らかにした。また、15日の米中両首脳のオンライン会談で、米国の同盟国・友好国との連携を念頭に、習氏が「中国側に胸焼けを起こさせている」と語ったことを明らかにした。さらに、習氏は「冷戦時代の考え方」との認識も示したという。(ワシントン=園田耕司