富山のチョウが台湾に飛来 「私も日本へ旅したい」、訪日望む台湾人

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台北=石田耕一郎
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 海を渡るチョウとして知られるアサギマダラが、富山県で放された約1カ月半後に、2千キロ以上離れた台湾の離島・澎湖諸島で捕獲された。羽にペンで記された標識番号で判明し、今月中旬に台湾メディアが相次いで報じた。コロナ禍で訪日が制限された台湾の人たちからは、「私もチョウのように日本へ行きたい」との声が上がっている。

 このチョウの標識番号を管理する富山県自然博物園ねいの里によると、生態を調べるために9月25日に同県朝日町で放され、46日後の今月10日、南西に約2280キロ離れた澎湖諸島で捕獲された。台湾の捕獲者がネット上に標識番号を投稿したのを同園の登録調査員が確認したという。

 アサギマダラは日本のほぼ全土に分布する。薄い藍色の羽を広げると10センチ前後で、寿命は1年とされる。春から夏に北へ移動し、夏から秋に南へ渡る。飛来先で産卵して次世代が再び別の地へ移動。生態調査を行うグループが日本各地にあり、過去には和歌山県で放された後、約2500キロ離れた香港で見つかったこともあるという。

 同園は例年、愛好者ら約40…

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