不明の中国テニス選手、間もなく姿現す? 中国紙編集長がツイート

北京=高田正幸
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 中国共産党の元高官から性行為を強要されたとSNSで告発し、消息不明になっているとされる有名プロテニス選手の彭帥さん(35)について、党機関紙の人民日報系「環球時報」の胡錫進編集長が20日、「彼女は自宅にいる。間もなく姿を現す」とツイッターに投稿した。中国メディアは彭さんの無事を強調するような発信を続けているが、国際社会では疑念の声が強まっている。

 彭さんについては、国営の中国国際テレビ(CGTN)の編集者も19日、彭さんが猫を抱く様子など3枚の写真をツイッターに公開。彭さんがSNSに投稿した「最近の写真」だと主張した。

 環球時報の胡氏も「私の情報源を通じ、この写真が確かに現在の彼女のものであると確認した」とツイートした。ただ、写真がいつどこで撮られたものかは不明だ。

 CGTNは18日にも、本人が暴行疑惑を否定したとするメールをツイッターで公表している。

 しかし、女子テニス協会(WTA)は「彭さんが書いたとは信じがたい」と指摘し、彭さんの安全について懸念を表明。国際社会やテニス界からも彭さんの安否確認を求める声が強まっている。

 彭さんが性的被害を訴えたとされるSNSの投稿は今月2日のもので、党最高指導部だった張高麗(チャンカオリー)前副首相(75)に性行為を強要されたと訴えていた。投稿は間もなく削除されたが、SNSを通じて拡散した。(北京=高田正幸)