スーダン軍、首相の復帰に合意 クーデター後に事実上の軟禁状態

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 先月クーデターを起こし、暫定政権を解散したスーダン軍トップのブルハン氏が、首相だったハムドク氏の復帰に合意したと21日、仲裁をしていた主要政党「ウンマ党」幹部が明らかにした。AFP通信などが報じた。拘束されているすべての政治犯も解放されるとしている。

 ブルハン氏率いるスーダン軍は10月25日、暫定政権のハムドク首相や文民出身の閣僚らを拘束。暫定政権の解散を発表した。ブルハン氏は2023年に予定通り民政移管することを強調する一方で、今月に入って新たに指名した暫定統治評議会のメンバーから民主化勢力を排除していた。

 一方、ハムドク氏はクーデター翌日に自宅に戻ることを許されたが、事実上の軟禁状態にあった。国内各地では軍に反発する大規模なデモが続いており、同通信によると、治安部隊との衝突でこれまでに40人が死亡した。(ヨハネスブルク=遠藤雄司