豊島将之九段が2年連続3回目の優勝 藤井聡太竜王破る 将棋JT杯

村瀬信也
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 第42回将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)の決勝が21日、千葉市で行われ、豊島将之九段(31)が藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・棋聖と合わせ四冠=に勝ち、2年連続3回目の優勝を果たした。藤井竜王の初優勝はならなかった。

 戦型は豊島九段の誘導で角換わりになった。互いに一歩も引かない激しい攻防を豊島九段が制した。対局後、豊島九段は「これからまたタイトル戦で活躍できるように頑張りたい」と話した。藤井竜王は、自分より相手の攻めの速さが上回っていることに気づいた局面に触れ、「苦しいのかなと思った」と振り返った。

 両者は今年、三つのタイトル戦で対戦。藤井竜王が叡王戦と竜王戦で奪取、王位戦で防衛を果たし、いずれも制した。21日の対局で豊島九段は藤井竜王との対局の連敗を7で止めた。通算の対戦成績は藤井竜王が13勝、豊島九段が10勝。

 JT杯は前年覇者とタイトル保持者、賞金ランキング上位者の計12人がトーナメントで争う早指し戦。優勝賞金は500万円。この日の対局は公開で行われ、約1200人が見守った。村瀬信也