実物大ガンダム、原料はプラモデルの枠の部分 Vならぬ「R作戦」

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武田啓亮
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 プラモデルを組み立てた後に残る枠の部分、ランナー。これまでゴミにするしかなかったものを新たなプラモデルにリサイクルする取り組みを、機動戦士ガンダムのプラモデル、ガンプラで有名なバンダイナムコグループが進めている。ガンプラを通じて環境問題への関心を高めてもらおうと、ファンも巻き込んだプロジェクトが進行中だ。

 東京都新宿区新宿住友ビルで、20日と21日の2日間、あるイベントが開かれた。会場には実物大の「ガンダムヘッド」。材料は約3千枚のランナーだ。

 ランナーをリサイクルするうえでの課題は、回収の方法だ。そこで、劇中に登場する「V作戦」ならぬ「ガンダムR(リサイクル)作戦」と題し、ガンプラを購入したファンに協力を呼びかけることにした。

 イベントを企画したバンダイスピリッツによると、全国190カ所に回収ボックスを設けたところ、10月の作戦開始から1カ月で、約1トンものランナーが集まったという。ランナーは会場の装飾にも使われ、その数は計10万枚にものぼった。ランナーをリサイクルして使ったガンプラ「エコプラ」の無料配布や組み立て体験会も行われ、多くのファンや家族連れでにぎわった。

 ガンダムヘッドを含め、集めたランナーはイベント終了後、エコプラとして再生される予定だという。エコプラが誕生したのは2006年。当初は工場で出た廃材を使っていたが、今年4月からは回収したランナーも使うようになった。様々な色の素材が混ざり合ったものを着色し直すため、黒1色になってしまうのが課題だ。同社では、ランナーを色ごとに仕分けたり、化学的な処理で無色透明の素材に戻したりする技術を開発中で、25年ごろの商品化を目指しているという。

 機動戦士ガンダムの舞台は…

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