今も肌で感じるトランプ熱 離反政治家は「裏切り者」に、落選危機も

有料会員記事

ワイオミング州=大島隆
写真・図版
「トランプ2024」と書かれたTシャツを着てトランプ前大統領の集会に参加する支持者=6月26日、オハイオ州ウェリントン、大島隆撮影
[PR]

 あれから1年が過ぎたというのに、米大統領選挙は終わっていない。

 「バイデン氏が勝利したのは不正があったからだ」。こう信じる有権者は、各種世論調査によると3割にのぼる。共和党支持者に限れば、その割合は7割にも達する。

 今なお大きなトランプ前大統領の影響力を目の当たりにしたのが、10月下旬に訪れたワイオミング州での取材だった。ここは、共和党内でトランプ氏の不正主張を「大うそ」と真正面から批判する、リズ・チェイニー下院議員(55)の地元。1年後に迫った中間選挙を前に、有権者の本音を探ろうと考えた。

 実は、取材に着手するまで私は大きな思い違いをしていた。ワイオミング州は、チェイニー氏の父親ディック・チェイニー元副大統領が下院議員を務めた土地だ。娘のリズ・チェイニー氏には代々続く強固な選挙地盤があり、絶対に落選しないという自信があるからこそ、トランプ氏に真っ向から立ち向かうことができるのだと思い込んでいたのだ。

 ところが、現実は正反対だった。

 州内を車で2千キロ走り回り…

この記事は有料会員記事です。残り2938文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!