クリスマスパレードに猛スピードの車、5人死亡 米ウィスコンシン州

ニューヨーク=藤原学思
[PR]

 米ウィスコンシン州ワウケシャで21日午後、猛スピードの車がクリスマスパレードの列に突っ込み、警察によると、5人が死亡、40人以上がけがを負った。被害者には多数の子どもも含まれている。警察は容疑者1人の身柄を拘束し、詳しい状況を調べている。

 現場は同州最大の都市ミルウォーキーから西に約30キロ。ソーシャルメディアに投稿された複数の動画では、パレードの参加者が道路を練り歩く中、赤っぽいSUV(スポーツ用多目的車)が猛スピードで突っ込んでいく様子がみられる。

 会見を開いた警察によると、容疑者の車をすでに取り押さえ、1人の身柄を拘束した。ただ、容疑者の動機など、詳しい情報は明らかにしなかった。

 NBCテレビは捜査幹部の話として「運転していた人物は別の事件の容疑者として逃走中だった」と伝えた。パレードのために設置されていたバリケードを倒し、隊列に突っ込んだという。連邦捜査局(FBI)は同テレビに、捜査は地元の当局が主導すると伝えた。

 パレードの最後尾にいたという目撃者はニューヨーク・タイムズ紙の取材に対し、「スウェットにグレーの帽子をかぶった男がSUVを運転し、群衆の間をすり抜けようとしていた」と語ったという。

 また、娘の所属するダンスチームのメンバーが被害にあったという男性は「いたるところにポンポンと靴が転がり、ココアがこぼれていた。娘を捜すために、次から次へと衝突された人たちのそばを通らなければならなかった」と地元紙ミルウォーキー・ジャーナル・センチネルに話したという。地元の教育委員会は事件を受け、22日を休校にするとウェブサイトで発表した。(ニューヨーク=藤原学思