(魂の中小企業) 「二度目」の人生、ダイバーシティーに賭ける

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 日本という国は、キャッチフレーズだけは立派です。

 一億総活躍社会、男女共同参画、新しい資本主義……。

 すでに空振り確実なキャッチフレーズもありますし、空振りになりそうな予感がするものもあります。

 ダイバーシティー(多様性)推進、共生社会。

 人種、性別、障がいの有無などの違いを認め合って生きていこうというのですが……。

 ニッポンの現実はというと……、とても世界に自慢はできません。

 大阪市に立つ通天閣。そのちかくに、「YOLO JAPAN(ヨロ・ジャパン)」という会社があります。

 日本に暮らす外国人、つまり在留外国人の就職を支援する。同じく不動産契約の支援。病院での診察支援などなど。就職支援のメディアに登録する在留外国人の数は20万人になりました。

 社長は、加地太祐(たいすけ)さん、45歳。彼は宣言します。

 「在留外国人と、日本人のみんなが共生する。ボクは、そんな社会をつくります」

 加地さんの決意。それは、ハンパなものではありません。なぜなら彼は……、「二度目の人生」を手に入れ、自身に誓ったのです。

    ◇

 大阪市の阿倍野区に生まれた。父は、建築不動産業。母は専業主婦。5歳下の弟がいた。

 小学校のときは、転校につぐ転校。それぞれの学校で、威張っていたガキ大将とけんかした。中学では生徒会長になった。高校には入ったが、学校に行くのがばかばかしくなって2年で中退、溶接工となる。

 先輩職人たちが賭け事ばかり…

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