ASEAN加盟国を初めて招待 G7外相会合、来月10日から英国で

ロンドン=金成隆一
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 英政府は22日、主要7カ国(G7)外相会合を12月10~12日、中部リバプールで対面式で開くと発表した。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国を初めて招待するといい、英国は「インド太平洋地域への傾斜」を強める英国の姿勢の表れだと強調している。

 会合では新型コロナウイルスへの対処や世界経済の回復、人権問題などが幅広く議題となる。トラス英外相は声明で「自由や民主主義、企業活動を強化し、志を同じくする国々がそれぞれの得意分野をいかして協力する、世界的な自由のネットワークを構築したい」と述べた。

 日本からは林芳正外相が出席する方向で調整中だ。ASEANの招待について、林氏は今月16日の会見で「インド太平洋への関与を強化する意欲の表れで歓迎している」と評価している。

 英国は今年のG7議長国で、外相会合はロンドンで開かれた5月に続き今年2回目。5月の会合では「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」とする共同声明を採択し、中国の台湾に対する軍事的圧力への懸念を背景にG7が結束して強い危機感を示した。(ロンドン=金成隆一)