ロケットストーブでの非常食作りを普及 高島

松浦和夫
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 滋賀県高島市赤十字奉仕団が災害時に備え、手作りロケットストーブを使った非常食の普及に取り組んでいる。市外の奉仕団にストーブの作り方を伝授したり、団員対象のストーブを使った非常食づくりの講習会を開いたり。もしもの時のために、ストーブを広げていきたいとしている。

 赤十字奉仕団は各地でボランティア活動をしている。高島市内にある六つの奉仕団を束ねる高島市地区委員会は、市内を拠点に自然エネルギーでの自給を目指す「FEC自給圏ネットワーク・市民エネルギーたかしま」が手がけるロケットストーブに着目した。

 一斗缶などで作るロケットストーブは燃焼効率の高さが特徴。化石燃料がなくても、木っ端など身近にあるもので高い火力が得られる。高島市地区委員会は5、6年前から、市民エネルギーたかしまの協力を得て、自治会や幼稚園などでストーブ製作や非常食づくりの実演を続けている。

 今月14日には、マキノ町に赤十字奉仕団近江八幡市地区委員会のメンバーを招いた。一斗缶やペール缶、U字形の煙突、パーライトなどを材料に約2時間かけてロケットストーブを作った。高島市地区委員会の桑原勲委員長は「作り方を覚えて、近江八幡でもぜひしたいと言ってもらった」と話した。

 また17日には、今津赤十字奉仕団が防災研修を実施。団員約30人が参加し、ロケットストーブと災害救援用炊飯袋を使って、白米や蒸しパンの非常食をつくった。代表の森本朋子さん(69)は「非常時にみんながロケットストーブを使えるようにこれからも広げていきたい」と話した。

 ロケットストーブと非常食の問い合わせは桑原委員長(090・9258・6080)へ。(松浦和夫)