古代の「ぐんまちゃん」に会いに行きませんか? 前橋で企画展

小泉信一
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 群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」に似ている馬形埴輪(はにわ)が見つかったことで知られる「白藤(しらふじ)古墳群」(前橋市粕川町膳)。発掘調査から40年を迎えたのを記念し、古墳群の学術的意義を探る企画展が市粕川歴史民俗資料館で開かれている。

 白藤古墳群は、赤城山南麓(なんろく)の標高約200メートルに広がる丘陵上に、5世紀中ごろから6世紀前半にかけて築かれたといわれている。確認されているのは、円墳など約50基。1981年に発掘が始まり、近接する場所には竪穴住居も確認された。

 「そのときに見つかったのが『V―4号墳』から出土した馬形埴輪。素朴ながらも愛くるしい表情から、いつしか『ぐんまちゃん埴輪』と呼ばれるようになりました」と資料館の担当者。

 今回展示されているのは「ぐんまちゃん埴輪」など87点。溶けたガラスを流し入れて製造したとみられる装身具「ガラス玉付き銅製中空勾玉(まがたま)」や、糸によりをかけながら巻き取る際に使ったとされる「石製紡錘(ぼうすい)車」など、古代の技術力の高さをうかがわせる品々も公開されている。「赤城山南麓がどのようにして開発されていったのかを知る上でも白藤古墳群は貴重」と担当者は話す。

 企画展は来年2月27日まで。小泉信一