「子どもと楽しい時間を」 和歌山のシェルター、ボランティア募集

国方萌乃
[PR]

 虐待などで家庭に居場所のない少女らを受け入れるシェルター(一時避難所)の「子どもセンターるーも」(和歌山市)が、ボランティアを募集している。運営は弁護士や臨床心理士ら、子どもと向き合うプロが中心だが、専門家でなくても力になれる。応募は12月3日まで。

 るーもは2013年10月に開所し、今年10月末までに4~20歳の少女ら延べ97人が利用した。虐待を受けて児童相談所に保護された子を受け入れることが多く、自宅や養護施設など次の行き先が決まるまで一時的に衣食住を提供する。場所は非公開だ。県子ども・女性・障害者相談センターの把握では、県内の子ども向けのシェルターはるーもだけだという。

 ボランティアは、常駐の職員が買い物に出かけている間の留守番をしたり、子どもと一緒にごはんを食べたりする。今は20~60代の14人が中心に動いていて、週に1回入る人もいれば、2カ月に1回の人もいる。

 特技を生かし、子どもたちに生け花やヨガを教える人も。中でも韓国語が得意なボランティアがK―POP好きな子たちに人気だ。子どもたちは目を輝かせて韓国語を教わり、「次はいつ来るの?」と心待ちにしているという。

 るーもの理事を務める伊藤あすみ弁護士は、入所当初はいい子でいようと表情が硬くなっている子が、いろんな大人と接する中でわがままを言ったり、甘えたりと変わっていくのがうれしいという。「問題の解決などは私たちが担当するので、子どもと楽しく時間を共有してもらえれば」と呼びかけている。

 希望者は、るーも事務局に氏名などを伝えて申し込む。原則、12月11日と18日の2回、和歌山市で開かれる養成講座を受講できることが条件。問い合わせは事務局(073・425・6060)。(国方萌乃)