敦賀市新庁舎が完成 再生エネ導入し、避難所機能も

佐藤常敬
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 福井県敦賀市の新庁舎が完成した。再生可能エネルギー省エネの工夫を積極的に導入し、エネルギー消費量を減らす建物として国の認証「ZEBレディ(ZEBはゼロ・エネルギー・ビル)」を受けた。新庁舎での業務は来年1月4日から始まる。

 新庁舎は5階建て一部2階建て。一体化している敦賀美方消防組合(3階建て)と合わせ、延べ床面積は約1万3千平方メートル。市民窓口は市庁舎の1階に集約。2階には、災害時には市民の緊急避難所にもなる講堂を置いた。

 建物は免震構造と制震構造を組み合わせ、震度7相当の揺れが複数回あっても耐えられるようにしているという。大規模水害に備え、電気設備や発電機などは上層階に設置している。

 また、太陽光パネルで発電した余剰電力で水素を作って貯蔵し、必要な場合に電気を取り出して、電力として活用する水素エネルギー供給システムや、地中熱を融雪や空調の熱源に利用する仕組みなどを採り入れているという。

 事業費は、市庁舎が約76億円、消防庁舎が約16億円。

 21日に記念式典と市民内覧会があり、渕上隆信市長は「多くの市民に末永く親しまれ、利用しやすい庁舎になるよう職員みんなで努めていきたい」と話した。

 現庁舎は1974年に建てられた。東日本大震災熊本地震を経て、防災拠点としての機能を備えた庁舎への建て替えを17年に決め、整備を進めていた。(佐藤常敬)