「ポスト枝野」をめぐって、立憲民主党の代表選には4人が名乗りを上げ、論戦を展開している。候補者の言葉は国民の心に響くのか。22日に日本記者クラブであった討論会を「話し方のプロ」に見てもらうと、辛口の評価が下された。
討論会を論評してもらったのは、コミュニケーション分野で多くの経営者らの指導に当たる岡本純子さん。「世界最高の話し方」などの著書で知られる。
なにかの戦略?
「おもしろみがない人かと思っていたら、字がおもしろいですねぇ」
1時間半にわたる討論会の冒頭、岡本さんが興奮して身を乗り出した。
4人の候補者が「目指す社会像」を語るコーナーで、逢坂誠二元政調会長(62)がフリップを示した時のことだ。上手とは言いがたい、うねるような字で「『人への投資』で『希望と安心』のある社会」と記されている。
岡本さんは「見た目は堅いの…