長さ120cmの米国製不発弾を処理 山口・光市で270人が避難

垣花昌弘
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 山口県光市中央5丁目付近の日鉄ステンレス山口製造所(光エリア)の敷地内で9月に見つかった不発弾1発(米国製250キロ爆弾)は21日、陸上自衛隊不発弾処理隊が信管を取り除き、処理を終えた。

 午前8時から、市役所前を通る国道188号を通行止めにするなど、半径約300メートル以内が立ち入り禁止となり、住民約270人が退去。近くの光地区消防組合消防本部に現地対策本部が置かれ、約220人態勢で処理に臨んだ。

 不発弾は長さ120センチ、直径36センチ。午前9時に作業が始まり、午前10時56分、弾底と弾頭の信管の除去を終えた。市川熙市長が現地を確認し、午前11時49分に安全化宣言をした。

 現場そばに住む50代女性は市が開設した避難所に身を寄せた。「不発弾が出ても不思議ではないと思っていた。すぐそこなので不安だった。(処理が済んで)よかった」と話した。

 現場は旧光海軍工廠(こうしょう)の敷地の境界部分で、市役所に近く、住宅が集まる。終戦前日の1945年8月14日、米軍機の大規模な空襲があり、動員学徒130人余を含む、少なくとも748人が犠牲になった。(垣花昌弘)