第7回【新聞と戦争・アーカイブ】社論の転換:6 満州事変

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【2007年8月10日夕刊3面】

 満州事変勃発(ぼっぱつ)の3年前にも、満州で、日本軍の謀略による列車爆破事件が起きていた。

 1928年6月4日、中国の軍閥、張作霖の乗る列車が、奉天駅近くで爆破され、張が死亡した。計画したのは関東軍高級参謀、河本大作だった。しかし、当時、その真相が報じられることはなかった。

 『中央公論』の編集長だった木佐木勝は、翌5日の日記にこう書いた(『木佐木日記3』)。

 「われわれの嗅覚(きゅうか…

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