第23回【新聞と戦争・アーカイブ】社論の転換:22 その後

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【2007年9月3日夕刊2面】

 満州事変は急展開した。32年1月、上海で日中が衝突(上海事変)。発端は、日本人僧が中国人に襲撃された事件だったが、この事件も日本軍人が仕組んだものだった。

 上海で激戦が続く3月1日、日本の傀儡(かいらい)国家「満州国」が「建国」を宣言した。元首(執政)は清朝の廃帝溥儀(ふぎ)。関東軍が前年、天津からひそかに満州に移していた。

 3月9日、首都長春で建国式が行われた。朝日新聞社長の村山龍平が溥儀に祝電を送った。

 「新国家の礎これより始めて…

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