パウエルFRB議長再任、再び多難の船出へ 問われる政権との独立性

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青山直篤、ニューヨーク=真海喬生
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 米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が22日、バイデン大統領から再任された。2022年から2期目(4年)に入る。金融緩和策でコロナ危機を乗り切った手腕が評価されたが、足元では物価上昇のリスクが急速に高まっている。今後は利上げによる本格的な金融政策の正常化を見すえ、積極的な財政出動の継続をめざすバイデン政権との関係も問われそうだ。

 「幅広い超党派の支持が重要だ」。バイデン氏は22日、パウエル氏とともに臨んだ再任発表の会見でこう強調した。一部で議長への期待の声があったブレイナードFRB理事は副議長に起用すると明らかにした。

 気候変動対策に積極的なブレイナード氏は、与党民主党左派に支持があるが、与野党が伯仲する上院で承認される可能性は低かった。一方、パウエル氏は共和党からの支持もあつく承認される見通しだ。

 トランプ前大統領民主党の…

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