署名が必要数を超える IRめぐる住民投票を求める

西岡矩毅、下地毅
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 和歌山県が誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の是非を問う住民投票を求める署名が必要数の約6200筆を超えた。署名を集めている市民団体が23日に和歌山市内で開いた集会で報告した。

 市民団体は「カジノ誘致の是非を問う和歌山市民の会」。地方自治法によると、18歳以上の有権者の50分の1以上(約6200人)の署名があれば、住民投票条例を制定するように市長に直接請求できる。市民の会が作った条例案が和歌山市議会で可決されれば住民投票が実現する。

 集会では、署名集めは11月6日に始まり、2週間ほどで約6200筆を超え、現在約8千筆が集まったと報告された。市民の会は、住民投票を求める民意の強さを示すために2万筆以上の署名を集めることを目標にしている。

 県が進めるIRを巡っては、資金面や事業主体についての県や運営事業者の説明に不透明な部分が多いなどとして県議会の特別委員会で批判が相次いでいる。県は、25日から予定していた県民への公聴会(説明会)やパブリックコメントの募集を延期することを決めた。

 市民の会の共同代表で請求代表者の豊田泰史弁護士は「県や事業者は説明不足。これだけの署名が集まっているということは、それだけ関心が広がっているということ。市議会は受け止めてほしい」と話した。

 署名活動は12月5日まで。問い合わせは市民の会(073・441・5090)。(西岡矩毅、下地毅)