廃棄するのはもったいない 梨でシードル、農家とワイン業者の縁

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平井茂雄
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 梨の生産量日本一の千葉県内で有数の生産地である船橋市の梨農家と、柏市の酒卸業者がタッグを組んで、梨のシードルを商品化した。栽培の過程で出る梨の廃棄ロスを減らそうと開発。原料に梨しか使っていない酒は珍しく、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)で売り出している。

 梨は栽培の過程で、果肉が部分的に透き通って柔らかくなる「みつ症」となる実が2~3割出る。食べても害はないが、シャキシャキした食感がなくなり、見た目も悪くなることから出荷できず、廃棄せざるを得ないという。

 船橋市二和東の農家「芳蔵園」の6代目、加納慶太さん(28)は、梨の廃棄を減らしたいと昨年、ドライフルーツを商品化し、約1トンの廃棄削減に成功した。その話に共感したのが、柏市で主にワインの卸業を営む西田隆信さん(57)。「酒は長く貯蔵できるため、梨でお酒をつくれば廃棄ロス削減に貢献できると思った」。互いに趣味がフットサルで、共通の知り合いを通じて加納さんに連絡。得意分野のワインの知識を生かし、リンゴなどを原料にした発泡する酒・シードルづくりを提案した。

お味はいかが?

 船橋市内の計7農家から廃棄…

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