ヒスブル元ギタリストに実刑判決 女性への強制わいせつ未遂

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 女性の胸を触ろうとしたとして強制わいせつ未遂の罪に問われたロックグループ「ヒステリックブルー」(解散)の元ギタリスト二階堂直樹被告(42)=甲府市=の判決公判が24日、さいたま地裁であり、任介(とうすけ)辰哉裁判官は懲役1年2カ月(求刑懲役1年6カ月)の実刑判決を言い渡した。

 任介裁判官は二階堂被告が過去に同種の性犯罪で服役していた経緯に触れ、「性犯罪に対する規範意識は鈍っており、性癖には根深いものがある」などと、実刑の理由を述べた。

 判決によると、二階堂被告は昨年7月6日午前2時10分ごろ、埼玉県朝霞市の路上を歩いていた20代女性に背後から近づき、左手で口をふさぎ服の上から胸を触ろうとした。抵抗され、未遂に終わった。

 公判で弁護側は「女性の胸に一瞬だけ触る意図しかなかった」とし、強制わいせつ罪には当たらず、県迷惑防止条例違反罪の適用を主張していた。

 判決では、犯行時に二階堂被告が女性の口をふさいでいることや貴重品の入った自身のかばんを路上に置いている点を指摘。「一瞬だけ触ろうとしたのなら口をふさぐ必要はなく、ある程度の時間、継続して胸を触ろうとしたことが推認できる」とした。

 任介裁判官が最後に「あなたが更生に向けて努力している方向性は間違っていない」と述べると、紺のスーツの姿の二階堂被告は任介裁判官を真っすぐ見つめ、何度もうなずいていた。