「救急車を呼んで」担任が職員室に電話 中3刺され死亡、校長が会見

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 愛知県弥富市の市立中学校で3年の男子生徒が刺され、死亡した事件。24日午後から開かれた市教育委員会による記者会見で、校長らが当時の状況を説明した。

 事件の発生は午前8時すぎ。3年生の教室のある、校舎2階の廊下だった。

 校長の説明によると、3年のクラス担任から職員室に「救急車を呼んでください」と電話があった。校長らが教室に向かうと、男子生徒(14)が仰向けで倒れていたという。逮捕された男子生徒(14)は、包丁を持って廊下に立っており、教員が包丁を下ろすよう声をかけたという。

 校長によると、被害生徒は血を流した状態で教室に入ってきたとみられる。教員らが、同じクラスの生徒を隣のクラスに移動させ、救急隊がくるまで、被害生徒の意識の確認や心臓マッサージを行ったという。

 2人は別々のクラス。この学校は全校生徒が約140人で、3年生は約45人だった。学校は午前7時50分から生徒の登校が始まり、午前8時10分ごろからは、教室で読書をする時間だったという。事件当時は、ほとんどの生徒が登校し、担任立ち会いの下、各教室で荷物の整理などをしていたという。

 現場の廊下は、被害生徒のクラスの近く。なぜ2人が廊下にいたのかは、分かっていないという。凶器の包丁について、校長は「学校のものではない」と話した。争う声などについては、「職員室のある1階では聞こえなかった」と説明した。