近未来の風景? 料理運ぶロボ、飲食店で導入進む そのぶん店員は…

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田幸香純
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 外食大手で、料理や食材をテーブルまで運ぶ配膳ロボットの導入が相次いでいる。人間の店員が担う仕事を見直して、接客サービスや生産性の向上を図る狙いがある。人手不足や新型コロナ下での非接触ニーズの高まりも背景に、活用拡大を見据える企業も多い。

 東京都板橋区の住宅街にある「焼肉きんぐ板橋前野町店」(156席)では、2台の自走型の配膳ロボットがフロア内を動き回る。出発・帰着場所となるキッチンの待機スペースから、どう動けば各テーブル席にたどり着けるかは、あらかじめプログラム済み。店員はロボットの棚に肉や料理の皿を乗せた後、タッチパネルで行き先のテーブル番号を指定して、配膳開始のボタンを押すだけだ。

 秒速約60センチでの移動中は、店員や客とぶつかりそうになったらセンサーで気づいて停止。目的の席に着くと「お待たせしました」などと音声で案内し、客が皿を下ろすと重量センサーで感知して、基本的に自動でキッチンに戻る。友人と来店した大学2年の石橋直也さん(20)は「ロボットが運んできて、近未来的な風景で驚いた。違和感はなく、いいと思う」と話す。

 同店はオーダー制の食べ放題のため、来店客1人あたりの注文数は平均18皿。土日の混雑時は店員約20人で対応してきた。山下浩弥店長は「ロボットが配膳の一部を担ってくれるおかげで、肉の焼き方の説明や網交換など接客サービスが強化できている」と評価する。喜ぶ子どもも多く、ロボット目当ての来店客も少なくないという。

 運営する物語コーポレーショ…

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