仲良くキャッチボール、自転車…あの兄弟がなぜ 兵庫の民家火災
大下美倫、岩本修弥、武田遼
兵庫県稲美町岡で全焼した民家から見つかった2人の遺体は、この家に住む小学6年の松尾侑城(ゆうき)君(12)と弟で小学1年の真輝(まさき)君(7)と確認された。県警が24日、DNA型鑑定の結果を発表した。地域に改めて悲しみが広がった。
死亡が確認された小学6年の侑城君と1年の真輝君は、「仲良しの兄弟」として近所では知られた存在だった。
2人でキャッチボールをしている姿をたびたび目にした、と複数の住民が証言する。近くの20代男性は「元気な声がよく聞こえてきた」と振り返る。
自治会長を務める70代男性によると、兄弟そろって阪神タイガースのユニホームや帽子を身につけていたこともあった。
2人で自転車に乗り、先を行…